過敏性腸症候群と吐き気の関係

過敏性腸症候群は名前の通り大腸と小腸の機能障害が起こる病気です。しかし、過敏性腸症候群の症状として頻繁に吐き気が挙がります。腸の病気である過敏性腸症候群と主に胃が原因で起こる吐き気はどのような関連があるのでしょうか。

 

過敏性腸症候群の多くはストレスによって起こります。そのため、吐き気との関係は二つが考えられます。一つは、過敏性腸症候群を発症し機能に変調をきたしている腸に連動して胃も機能障害を起こしてしまっている状態、もう一つは、過敏性腸症候群によってもたらされた強いストレスにより、過敏性腸症候群とは別に神経性胃炎(胃腸炎)を合併してしまっている状態、です。

 

過敏性腸症候群では多くの場合、腸内のガスを上手に処理できなくなります。また、腸のぜん動運動が異常をきたすことも多いです。

 

極端に大きく動いてガスが急に肛門側へ向かったり、逆にほとんど運動が起きなくなって便秘になってしまったり、などです。これらの異常な動きによって、繋がっている胃の動きも異常をきたす可能性は十分にあります。その結果として吐き気や嘔吐も十分起こりえる反応です。

 

また、器質的な問題がない過敏性腸症候群を患っている最中に、実際に胃や腸が炎症を起こしてしまうというのもやはりよくあるものです。精神的な要素の大きいガス型の過敏性腸症候群では特に多いようです。

 

いずれの場合も取りあえずとして対症療法を取る必要があります。炎症が起きているなら炎症を鎮めなければなりません。その後は薬と平行して精神療法もしっかり行っていくことになるでしょう。