過敏性腸症候群ガス型に効く薬

過敏性腸症候群を薬で対処しようと考える場合、西洋薬でとりあえず症状を治めるか、漢方で長期的に改善を試みるかの選択となります。症状の強さによってどちらを選択するか考えることとなります。

 

西洋薬での対症療法的アプローチで良く用いられるのは抗コリン薬です。過敏性腸症候群のガス型では、腸のぜん動運動が極端に強くなったり、あるいは止まったりと極端な動きを示すことがあります。

 

特に精神的に緊張したときにぜん動運動が急に強くなり、ガスが肛門側へ急激に送られるという現象が起きるため、これを和らげるために抗コリン薬で腸のぜん動運動を抑えます。

 

似たような薬にロペミンやイリボーなどがあり、これらはぜん動運動を和らげるほか、下痢の発生を抑える強い効果もあります。その他、ガスの量自体を減らすガスコンや各種抗不安薬も良く用いられます。

 

漢方では桂枝加葛根湯などがよく用いられます。その名の通り有名な葛根湯に桂枝を加えた漢方である桂枝加葛根湯は、基本的には疲労回復や風邪の引き始めに体力を養うためといった用途にオールマイティに使える漢方ですが、腸の極端なぜん動運動を穏やかにする働きもあります。

 

また、下痢を伴うタイプならば下痢を治す目的にも合致し、より有効です。似たような漢方に桂枝加芍薬湯などもあり、こちらはより過敏性腸症候群にピントを合わせた漢方となっています。いずれも即効性には乏しいため、すぐに効果が欲しいならば対症療法と合わせて用いる事になります。